目次

暑さ寒さ、痒みなどの肌ストレスを下着で緩和する

①冬は冷えを防ぐ

冬の冷えを防ぐには、腰や下半身を包んでしっかり保温することが大切です。でも、やみくもに重ね着するのは着ぶくれや締めつけのもと。冷えやすいおなかや下半身をひとつづきに包んでくれる上下一体型の下着なら、体を効果的に温めながら、すっきりしたボディラインを保つことができます。また、キャミソールとショーツが一体になったボディブリファーは、ローライズのボトムを履いても、腰や下着を露出せず、体温を逃がしません。

ワンピースやスカートを着る日は、ウォーマー付きペチコートを下に重ねましょう。おなかや背中に冷たい風が入るのを防ぎ、体を効率よく温め、さらに洋服のラインを美しく整えてくれる、おしゃれな冷え性さんには欠かせないアイテムです。

②夏は汗による不快さと冷えを防ぐ

夏の下着に求められるのは、汗による不快さを解消する機能と、エアコンの冷気から体を守る機能。選ぶポイントは、吸湿・速乾性に優れ、尚且つ肌に優しい素材であること。ポリエステルは速乾性が素晴らしく、コットンはさらさらした肌ざわりが爽やかです。シルクは天然の力で汚れを吸収し、疲れを緩和します。

脇の汗が気になる人には、脇汗パッドが付いたキャミソールがオススメ。汗を素早く吸いとり、上半身をべたつきと冷えから守ってくれます。下半身の汗対策には、スカートの下にフレアショーツを履けば、汗が吸収され、スカートが美しく着こなせるだけでなく、防寒にもなります。

③天然素材混紡の特殊素材に注目

敏感肌やアトピーなど、肌ストレスが気になる場合は、デザインや色だけではなく、下着をの素材や縫製を丁寧に見て、刺激になる点がないかチェックしてください。シルクやコットンの天然素材は肌に優しいが、汗に弱い人などは、日本アトピー協会推薦の速乾性に優れた特殊素材の方が合う場合も。素材の他にも、縫い目が肌にあたらないか、レースや飾りがチクチクしないか、ゴムが固くないかなどをよく確認しましょう。

天然素材の下着で、心と体を休ませ、リラックスしましょう

リラックスに最適な素材、オーガニックコットン

くつろぎの時間にラクな着心地の洋服を着たら、下着にもこだわりたいですよね。そんな時は、天然素材を使った、肌に優しい着心地の下着を選びましょう。

農薬や化学肥料を3年以上使っていない土壌で、有機肥料のみを与えて育てられたオーガニックコットンと言います。オーガニックコットンで作られた下着は、肌ざわりが柔らかで優しく、素朴な質感が安心感を与えてくれると、非常に人気があります。疲れている時や生理など体調の悪い時などに、上手にとり入れて、心と体をいたわりましょう。

体の変化に寄り添う優しい素材は、妊娠期にも最適

妊娠後も働き続ける女性が増えている現代では、下着での体のケアがさら重要になっていると言えます。妊娠しているのに、妊娠前と同じ素材や作りの下着を着けていては、出産を控えた大事な体を締めつけてしまい、ストレスの原因になってしまう場合も。妊娠中の下着は、つわり、むくみ、冷えなどから体を守る、肌に優しい素材で作られたものを選びましょう。そんな時にも、オーガニックコットンは最適です。可愛いキャミソール風のハーフトップや、マタニティレギンスなど、おしゃれを楽しめるデザインのものもあります。

おなかをすっぽりと包み込んで守ってくれるマタニティショーツは、妊娠5か月日くらいからの着用が目安ですが、妊娠したら早めにリラックスできる下着に切リ替えて、できるかぎり体のストレスを減らしましよう。

ただし、妊娠中を除けば、普段からオーガニックコットンのものばかりを身に着け、リラックスし続けていると、生活や気持ちにメリハリがつかなくなる恐れがあるので注意してください。あくまで、リラックスタイムを楽しむものとして、上手にとり入れるのがおすすめです。