目次
Q1. 白いトップスにオススメの下着は?
A1. 透けない色であることが基本です。パステルカラーは透けやすく、カーキ、モカ茶などは透けにくい色です。透けやすい薄い色のブラジャーをつけたい時は、アウターに濃い色を選びましょう。ベージュの下着は化粧品のファンデーションのように、地肌の色に合わせて選ぶと、肌馴染みが良く、洋服をすっきりと着こなせます。
Q2. スカートを履く時はどんな下着が良いですか?
A2. どんなに暑くても、ショーツ一枚でスカー卜を履くことはオススメできません。スカートのラインを美しく保ち、足さばきをよくするペチコートやフレアショーツを履いたり、意外と欠点が目立つ脚の後ろ側を美しく演出するために、ストッキングを履きましょう。大切な下半身を冷えから守る役割も果たしてくれます。
①8デニールストッキング
ストッキングといえば15~ 20デニールが主流だが、8デニールのものなら、まるで素足のような心地よきで脚のキメを整えることができる。
②ベージュのペチコート
白いスカートでも透けないベージュが一枚あると便利。スカートの裏地よりやわらかいポリエステル素材で、40~ 50センチ丈が重宝する。ウエストゴムがフラットなものを選んで。
Q3. フォーマルな服装の時に着る下着は?
A3. 冠婚葬祭は、立ち居振る舞いが特に際立つシーン。いつも以上に服と体のラインに配慮し、ガードルやキャミニッパーで美しく整えましょう。また、フォーマルウエアは高級素材でつくられていますが、着る機会が少なく、手入れを怠りがちです。じんわり汗をかく場面も多いので、服のいたみを最小限におさえるためにも、スリップを着て、丈ギリギリのところまでケアしましょう。
①スリップ
80~90センチ丈で、肩ひもにアジャスターがついているタイプなら、スカート丈に合わせて調節できて便利です。肩ひもが落ちてしまう人は、肩ひもが幅広のタイプやタンクトップ型がオススメ。
②キャミストッパー
ブラジャーの上からつけ、おなかやウエストまわりや背中を引き締める下着。姿勢がよくなるので程良い緊張感も生まれる。締めつけ感の好みは人それぞれなので、自分の体に合うものを選んで。
Q4. パーティードレスにはどんな下着がオススメですか?
A4. どの角度から見られても恥ずかしくないよう全身に配慮します。横から見てメリハリがでるように、バランスのとれたS字ラインが生まれる下着がオススメ。肩の開いたドレスでも堂々と胸を張れるよう、ストラップレスロングブラで姿勢を起こします。下半身はガードルでお尻の形を整えましょう。
①ストラップレスブラ
三段階式のホックと長めのボーンが、しっかりと体を支えてくれます。背中のあきが自然に見えるかどうか、圧迫感がないかどうかをしっかり確認しましょう。カップがパカパカするようならパッドを入れて調整するといいでしょう。
②ガードル
扁平尻の多い日本人にとってガードルは強い味方です。ウエストよりヒップサイズ重視で選びましょう。ストッキングを重ねる場合、すべり落ちてくるようならガードルをストッキングの上から履くと落ちません。
Q5. 厚着したい時に気をつけることは?
A5. 着ぶくれしないために、体のラインに沿うタイプの下着を着ることが大切です。ウエストがシェイプされたものもあります。また、アウターが体を温めるのに対して、下着には汗を吸いとる大切な役割があるので、吸温性に優れたものを選ぶようにしましょう。特にウールのアウターを着る時は、チクチクやゴワゴワといった刺激から肌を守るため、アウターの形に合わせた肌着を着ましょう。
①ハイネックのインナー
ハイネックのアウターにはハイネックの肌着を重ねることで、敏感な首まわりを守ることができます。優しい天然素材であること、着ぶくれしない薄い生地であることがポイントです。
②Uネックのインナー
肌着がアウターの下から見えてしまったら、おしゃれをしていても台無しです。アウターの襟の開き具合や袖の長さに合った肌着を選びましょう。
Q6. 浴衣をきれいに見せたい時、どんな工夫ができますか?
A6. シルエットを美しく引き出すため、下着で体のメリハリを押きえ、薄い体を演出することがポイントになります。シンプルなボディラインをつくれば、アップヘアや後れ毛、うなじ、足首など、美しい要素が一層引き立ちます。胸はノンワイヤーのソフトブラでなだらかに整えてください。適度なお尻の丸みは、腰部を整え帯のお端折(はしょ)りをきれいに見せます。汗とりにはスリップもいいですが、じゅばん(和服用の下着)で内側から和を装いましょう。
①ノンワイヤーのソフトブラ
バストラインをなだらかに整えるには、ノンワイヤーで、身ごろ幅の広いタイプのソフトなブラジャーを選びます。浴衣のV字型の胸元は意外と深く開くので、そこからのぞかない形状であることも大事。
②ヌーヒップ
お尻が扁平な人は、ヒップ部分にシリコンで丸みをプラスできるショーツ型パッドを。適度な丸みがあると帯が美しく整います。押さえたバストに対してアンバランスにならないように気をつけてください。
Q7. 洋服の色を意識して下着を選んだ方がいいですか?
A7. 下着は肌と洋服をつなぐ架け橋です。服と同じ色が入った下着をつけると、気持ちが落ちつくだけでなく、ちらっと見えたときにも服との区別がつきにくく、おしゃれな印象を作ることができます。 黒、カーキ、グレー、チョコなど、濃い色の下着をそろえておくとコーディネイトがしやすいでしょう。また、ネイビーはデニムと同系色なので、持っていると重宝する色のひとつ。下着ごとファッションコーディネートを楽しみましょう。
①ネイビーなど濃い色のブラ
カーキ、ネイビー、パープル、マロン、ダークグレー、ワインレッドなどのブラは、持っている服と色合わせしやすく、もっておくと便利。“下着は服と肌の色をつなげるもの”という意識で選びましょう。
②モスグリーンのスリップ
丈の長い薄いモスグリーンのスリップは、ワンピースやチュニックを着る時に便利です。胸や肩ひもの美しいレースやリボンなど、ワンポイントでアウターに合わせるのも楽しい。
Q8. 見えてもかわいい下着の選び方を教えてください。
A8. ノースリーブから見える肩ひもや、胸元に覗くキャミソールなど、ちらっと見える下着や肌が生々しいと、相手に不快感を与えてしまうことも。見せない工夫と、見えても相手を不快にさせない素材選びを心がけましょう。服に近い素材の肩ひもや、胸の谷間に目隠しをするブラカバー、胸元に大人っぽいレースがあしらわれたキャミソールなど、アウターに応じてコーディネートすると素敵です。
①ブラカバー
胸元をエレガントに演出しながら、さりげなく谷間を隠してくれます。カフェカーテンのように、ストラップにつけるだけのものもあります。
②ストラップがかわいいブラジャー
二重や柄入りなど、ちらりと見えても嫌味がなく、ファッションとしてかわいいものがたくさん販売されています。
③大人キャミ
胸元のカーブに沿って立体的に裁断され、肩から胸元にかけてのレースなど、デコルテを上品に演出するように計算されています。